「ローズS・G2」(18日、中京)
最後の1冠に向けて
アートハウスがV発進を狙う。2番人気に支持された前走の
オークスは、好位からレースを運び直線ではいったん先頭に立つシーンもあり、見せ場十分の7着。収穫の多い内容だった。ひと夏を越えて馬体も成長しており、
忘れな草賞を勝っている2000メートルで戦えるのもプラス材料だ。
デビュー2戦2勝で臨む
サリエラにも注目。兄姉に
サリオスや
サラキアといった重賞ウイナーが並ぶ良血馬でポテンシャルの高さはピカイチ。久々だった前走は出遅れて後方からの競馬となったが、残り1Fから強烈な伸び脚で差し切った。初の重賞挑戦でも見劣りはしない。
矢作厩舎からは
パーソナルハイ、
ラリュエルの2頭が参戦。フ
ローラS2着の実績がある前者は、重賞でのキャリアが豊富なだけに、持ち前の先行力を生かして初タイトルを目指す。
ステイフーリッシュの異父妹である後者は、休み明けの前走を逃げ切って2勝目を挙げた。まだ成長途上とはいえ潜在能力はかなり高い。侮れない存在になりそうだ。
上がり馬の勢いにも警戒したい。
メモリーレゾンは前走の
北海ハンデキャップで、古馬相手に上がり最速で差し切り2連勝。小倉で1勝クラスを3馬身差で完勝した
エグランタインも面白い。また、
セントカメリアは同世代の強豪牡馬と対等に戦ってきており、牝馬同士なら重賞でも好勝負に期待できそうだ。新潟で1勝クラスを制した
ルージュリナージュも、センスのある走りをするだけに上位争いに加わってくるだろう。
提供:デイリースポーツ