現地時間11日、アイルランドのカラ競馬場で行われた愛セントレジャー(3歳上・愛G1・芝2800m)は、R.ムーア騎手が手綱を執る
キプリオス(牡4、愛・A.オブライエン厩舎)が、2着馬ハミッシュの追撃を3/4馬身差振り切って勝利を果たした。勝ち時計は3分4秒67(稍重)。
キプリオスは
父Galileo、
母Polished Gem、母の
父デインヒルという血統。半兄に2015年の
プリンスオブウェールズS(英G1)覇者
フリーイーグル、全姉に2019年と2020年に愛セントレジャーを連覇したサーチフォーアソングがいる血統。
2020年9月に迎えたデビュー戦を勝利し、昨年4月の条件戦で通算2勝目を挙げた。昨年5月から約11ヶ月の休養を挟み、今年4月の始動戦を快勝すると、そこから連勝街道を歩み、欧州ステイヤー界の古豪ストラディヴァリウスや
トゥルーシャンなどを退けて6月の
アスコットゴールドC(英G1・芝3990m)と
グッドウッドC(英G1・芝3200m)を連勝。今回がG1・3勝目となった。
また
キプリオスの全姉サーチフォーアソングは同競走3勝目を狙って今年も参戦。2着馬ハミッシュから7馬身差の3着に好走しており、1着に弟、3着に姉が入線する結果となり、愛セントレジャー姉弟制覇を果たした。