オークス3着以内馬の出走は17年が最後。以前は
秋華賞につながる重要な
トライアルとして多くの有力馬の始動戦に選ばれていたが、近年は
紫苑SがGIIIに格上げされたことや、春からの直行組が本番で幅を利かせるようになってきたことで存在感がやや薄れつつある。
1.上がり馬に妙味
過去10回で、前走がGIだった馬は[7-3-3-48]で複勝率21.3%だが、複勝回収率は36%しかない。対して、前走2勝クラスだった馬は[0-2-5-22]で複勝率24.1%だが、複勝回収率は148%、前走1勝クラスだった馬は[3-3-2-36]で複勝率18.2%、複勝回収率130%。
2.大型馬は苦戦気味
過去10回で、馬体重が480kgを超えていた馬は[1-0-0-22]で、20年の勝ち馬
リアアメリアしか好走例がない。昨年3番人気で11着に敗れた
クールキャットは524kg、17年1番人気で6着に敗れた
ファンディーナは526kg、2番人気で7着だった
モズカッチャンは482kg、16年2番人気で11着だった
ジュエラーは504kgと、人気どころでも大型だと苦戦傾向。
3.キャリア数に注目
過去10回で、キャリア数が6戦以下だった馬は[9-7-3-61]で複勝率23.8%。対して、キャリア7戦以上だった馬は[1-3-7-67]で複勝率14.1%。連対するのは多くがキャリア6戦以下の馬。
セントカメリアは今回と同条件の未勝利と1勝クラスを連勝、前走新潟の2勝クラスで2着と2000mで安定している。デビュー当時と比べてレースぶり自体も良化しており、牝馬同士なら重賞でも勝ち負けに持ち込めると見る。