先週に続いて「中山・中京」で行われる
中央競馬ですが、週明けの月曜日が祝日で今週は土日月の3日間連続開催となります。
平地重賞はふたつあり、日曜日に中京競馬場で3歳牝馬の
トライアル戦GII・
ローズS(芝2000m)。そして、月曜日には中山競馬場でGII・
セントライト記念(芝2200m)が行われます。
重賞での激走馬をコンピュータ予想するこのコーナー。膨大なデータを駆使したnetkeibaオリジナルAIが、今週はGII・
セントライト記念の狙い馬を探します。
月曜日現在の登録馬は13頭。春のクラシック戦線に出走していたメンバーに加え、夏の間に頭角を現してきた上がり馬が初の力比べをするという構図になりそうです。
上位人気になりそうなのは、前走GI
日本ダービーで3着と結果を残している
アスクビクターモア(牡3・美浦・田村厩舎)でしょう。
皐月賞&ダービー出走で、ここでの実績は明らかに一枚上。先の目標に向けても負けられないレースとなるでしょう。
アスクビクターモアと同じく、
皐月賞、ダービーともに出走していた
オニャンコポン(牡3・美浦・小島厩舎)も人気の1頭となりそう。今年初めにはGIII
京成杯で1着となっており、この馬も実績としては上位といえるでしょう。
ほかにも前走
ラジオNIKKEI賞を逃げて2着している
ショウナンマグマ(牡3・美浦・尾関厩舎)、前走2勝クラスを勝ち上がってきた
ラーグルフ(牡3・美浦・宗像厩舎)、前走1勝クラスを勝ち上がってきた
ガイアフォース(牡3・栗東・杉山晴厩舎)、
キングズパレス(牡3・美浦・戸田厩舎)、
マテンロウスカイ(牡3・栗東・松永幹厩舎)など。春の実績馬に対して、どこまで通用するのかは見物で、白熱したレースが繰り広げられそうです。
【春の最上位実績馬が夏の上がり馬を圧倒?】
予想はすべてAI任せ。枠順や当日の馬場状態予測を反映していない現時点のものとなりますが、人間の気持ちが入らない分「まさか」と思えるような穴馬を選出することもあります。
月曜日時点でAIが選出してきた本命候補は、1番人気が予想される
アスクビクターモア(牡3・美浦・田村厩舎)でした。
中山競馬場ですでにGIIを勝利している春の実績馬が、秋初戦も順当に勝ち上がることとなるのでしょうか。
同馬は
父ディープインパクト、母は
カルティカ(母
父Rainbow Quest)という血統。今回の出走メンバー中、唯一のディープ産駒で、全兄には4歳
セブンフォールド、2歳には半妹の
シャルラハロートなどがいます。
これまでの成績は7戦3勝。着度数では[3-0-3-1]となっており、GI
皐月賞以外では全て馬券圏内をキープしている世代でも能力上位の1頭です。
デビューは昨年6月の東京2歳新馬戦(芝1800m)で3着と敗れましたが、勝利したのは後に
皐月賞を制する
ジオグリフ(2着
アサヒ)。2戦目の2歳未勝利戦(芝1800m)では初戦で負かされた
アサヒも出走していましたが、これに競り勝ち初勝利を飾っています。
続くリステッド競走アイビーS(東京・芝1800m)でも新馬戦に続き3着と敗れましたが、この時の勝ち馬は
ドウデュース。こちらは
日本ダービーを制しており、いかに強いメンバーと戦ってきたかがわかるでしょう。
その後は、年明けの中山で1勝クラス(芝2000m)、GII弥生賞(芝2000m)を連勝し、続くGI
皐月賞(芝2000m)では強豪相手に5着。前走の
日本ダービーでも早め先頭に立ちながら惜しい3着と、ここまで大きく崩れたことがない堅実な走りは、本馬の「最大の武器」といえるでしょう。
これまでに先着された馬は、世代屈指の強豪揃い。今回の出走馬にも過去に対戦した相手は数頭いますが、それらには1度も先着を許したことがなく、今回は負けられない一戦となりそうです。
あとは、出走メンバー・鞍上・枠順などが確定した後、コンピュータ予想がどう変化するのか…。週末の最終AI予想も、ぜひ楽しみにお待ちください!
(netkeiba編集部)