「
セントライト記念・G2」(19日、中山)
春のクラシックでは不振に終わった
オニャンコポンが、秋の始動戦に向けて心機一転。14日は美浦Wで併せ馬を行い、パートナーに馬なりで半馬身先着を果たした。夏の充電期間を経て
パワーアップ。重賞初制覇を達成した中山コースで、2つ目の重賞タイトル獲得を目指す。
春は名前のインパクトから話題を集めた
オニャンコポンが、秋の飛躍を見据えていよいよ始動。美浦Wで軽快な走りを見せつけた。
ルフィアンキック(6歳2勝クラス)を5Fで3馬身追走し、4角で内へ。馬なりで半馬身先着を決め、6F85秒6-39秒7-12秒3を記録した。騎乗した小島師は「外を回って思ったより時計は速かった」とこぼしたものの、「1日早くに追ったのでケアができますから」と説明。月曜重賞だけに木曜に時計を出す馬がほとんどだが、オ
ニャンコの水曜追いは結果的にプラスとなりそうだ。「動きは良かったし、秋の初戦としてはいいですよ」と好感触をつかんでいる。
皐月賞6着、ダービーでは8着に終わった。師は「ダービーの上位馬は何をやっても勝てないのではないのかなと思いました」と振り返っていたが、これは春の時点での評価。「夏を越して
パワーアップはしているし、ここでどのような競馬をしてくれるか」。ここが試金石の一戦となる。
菊参戦は今回の内容次第も、ここで結果を残せば当然、G1獲りがくっきりと見えてくるに違いない。「距離は問題ないし、中山も悪くないですね」と師。名前でだけではなく、その実力でファンを沸かせてみせる。
提供:デイリースポーツ