第7回西
日本ダービーが15日、
園田競馬場(晴、良)のダート1870mに12頭が出走して行われ、1番人気に推された
スーパーバンタム(金沢)が、逃げた8番人気の
フィールマイラヴ(高知)との追い比べを制して優勝した。勝ちタイムは2分05秒2だった。3着には追い上げた6番人気の
アイファーエポック(笠松)が入った。
2番人気だった地元兵庫の
ベルレフォーンは7着。3番人気だった
スターフジサン(金沢)は6着だった。勝った
スーパーバンタムは父
アポロソニック、
母アポロレレ(母
父ディープスカイ)の3歳牝馬、毛色は栗毛。金沢・
鈴木正也厩舎の所属。
青柳正義騎手の騎乗だった。昨年末からの連勝を8に伸ばし、重賞はこれで5連勝。地元金沢の石川ダービーとのダブルダービー制覇を成し遂げた。通算15戦10勝(重賞5勝)。
【レース後のコメント】
1着
スーパーバンタム(
青柳正義騎手)
「タフなレースになるだろうと思っていました。馬が勝負根性で交わしてくれて、本当に馬に感謝です。距離も長いので外を回らされるのは避けたいと考えていました。ですからハナか2番手と思っていたので、思い通りの競馬が出来ました。逃げ馬を見ながら自分のペースで行けたことが良かったですね。
脚をしっかり溜められるようになったことが大きな成長です。ただ、前走程の手応えでは無かったので早めに3コーナー手前では動きました。あの馬の成長と、仕上げてくれたスタッフの皆さんに感謝です。これからまだ強い相手と戦うことになりますので、恥じないレースをしていきたいですね」
2着
フィールマイラヴ(
塚本雄大騎手)
「(ゲートを)出たら行こうと思っていましたので、思っていた通りのレースになりました。ペースも落とせました。ただ走ったことのない距離だったのでどうかと思いましたが、馬場が高知より軽い分粘れたところもあると思います。枠も良かったと思います」
3着
アイファーエポック(渡辺竜也騎手)
「本当はもう少し前の位置が欲しかったのですが、溜めが効いて落ち着いたペースで運べたので最後まで頑張ってくれました。前走で今井騎手が揉まれる競馬を経験させてくれたことも大きかったと思います」
4着
アイファーファイト(
長谷部駿弥騎手)
「慣れないゲート、初めての馬場ということで駐立が良くありませんでした。その分、出負けする形になりました。ただ内が上手くスペースが出来ていい位置が取れて、終いはいい脚を使ってくれました」
5着
マオノウイッシュ(
田中学騎手)
「いけそうな雰囲気はありました。出たなりで位置を取りにいきました。ただ自分からハミを取らない感じの馬でしたので。集中力に課題があるのかもしれません。そこが改善すればもっと走りそうです」
(取材:檜川彰人)
ラジオNIKKEI