9月18日に中山競馬場で行われる2歳新馬戦(4R、芝1200m)に、
ダンスディレクター産駒の
グランデスパーダ(牡2、美浦・
本間忍厩舎)と、
クラウンレガーロ産駒の
クラウンサプライズ(牡2、美浦・
天間昭一厩舎)が出走を予定している。両馬とも父の初年度産駒であり、いずれも
JRAにおける産駒初出走となる。
ダンスディレクターは父アルデ
バランII、
母マザーリーフ、母の
父サンデーサイレンスという血統。体質面の課題からデビューは遅く、3歳時の2013年6月に阪神競馬場で初出走を迎えたが、既走馬相手の初陣を白星で飾った。2015年2月にオープン入りを果たすと、2016年、2017年の
シルクロードS(GIII)を連覇するなどス
プリント重賞路線で活躍。8歳まで現役生活を続け、
2018年12月に
JRA競走馬登録を抹消し、
アロースタッドで種牡馬として供用されている。
クラウンレガーロは
父グラスワンダー、
母エクストラニュース、母の
父エンドスウィープという血統。2012年8月のデビュー戦を勝利すると、同年9月の小倉2歳S(GIII)、10月の
デイリー杯2歳S(GII)で2着など好走。翌年は牡馬クラシック競走の
皐月賞(GI)、
日本ダービー(GI)にも出走を重ねた。現役引退後はオーナーのプライベート種牡馬として供用されている。
2022年9月時点で血統登録されている
ダンスディレクター産駒は2020年産が2頭、2021年産が3頭で合計5頭。
クラウンレガーロ産駒は2020年産、2021年産いずれも3頭ずつで合計6頭。貴重な父系を繋ぐ新馬2頭が迎える初陣に要注目だ。