「ローズS・G2」(18日、中京)
雪辱を胸に、1番人気の
アートハウスが
トライアルで最上の結果を出した。好発から道中は好位の前めで折り合うと、直線は抜群の手応えでグングン浮上。力強く馬群から抜け出し、最後は猛烈に追い込んだ
サリエラを半馬身封じ込めて重賞初Vを決めた。
会心の勝利だ。川田は「春にうまくいかなかったところを改善しながら、まずは結果が出たことがありがたかったですね。(2着馬が)迫ってはいましたが、いい内容で直線を走っていましたし、つかまることはないなという感触でした」と息を弾ませながら振り返る。
忘れな草賞圧勝から臨んだ
オークスは、2番人気に支持されるも7着。それでもひと夏を越して走りの
バランスが改善した。中内田師は「精神的に落ち着いてきて、スムーズに調教ができるようになりました。休み明けの分、最後は動き切れませんでしたが、力で押し切ってくれました」と納得の表情だ。
さあ、いよいよラスト1冠・
秋華賞(10月16日・阪神)。桜&樫の女王
スターズオンアースが立ちはだかるが、主戦は「2冠馬に胸を張って挑めるように準備したい」と意気揚々だ。
アートハウスの母は同じ中内田厩舎×川田で、16年
秋華賞2着の
パールコード。母子の悲願でもある大一番へ、さらに心身を研ぎ澄ませていく。
提供:デイリースポーツ