19日、中山競馬場で行われた
セントライト記念(3歳・GII・芝2200m)は、
松山弘平騎手騎乗の3番人気
ガイアフォース(牡3、栗東・
杉山晴紀厩舎)が重賞初挑戦ながら初勝利を飾った。レースでは中団馬群の前目から徐々に進出を開始し、先に抜け出した
日本ダービー3着馬
アスクビクターモアとの激しい競り合いをゴール前でアタマ差制し1着。この勝利により、
ガイアフォースは父
キタサンブラックとの同レース父仔制覇達成となった。
ガイアフォースのデビュー戦は昨年9月5日に小倉競馬場で行われた2歳新馬戦(5R、芝1800m)。このレースの1着馬は、後に無傷の連勝で2歳王者となり、さらに今年の
日本ダービー(GI)を制する
ドウデュース。2着馬が
ガイアフォースで、3着には今年の
ラジオNIKKEI賞(GIII)を制する
フェーングロッテンが入線していた。
のちの活躍馬を多数輩出するなど、印象深い内容の新馬戦は『伝説の新馬戦』とたびたび称される。下記に例示。
【2007年7月8日・阪神5R】
1着
アーネストリー2着
トールポピー3着
ドリームシグナル8着
キャプテントゥーレ【2008年10月26日・京都5R】
1着
アンライバルド2着
リーチザクラウン3着
ブエナビスタ4着
スリーロールス5着
エーシンビートロン【2009年10月25日・京都5R】
1着
ローズキングダム2着
ヴィクトワールピサ 2022年9月現在、
ドウデュースはフランスで行われる
凱旋門賞(仏G1)、
フェーングロッテンは
菊花賞(GI)への参戦を予定。そして今回、
ガイアフォースは
セントライト記念を勝利したことで
菊花賞への優先出走権を得た。『
ドウデュース組』が今秋どのような活躍を見せるのか、要注目だ。