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【凱旋門賞】タイトルホルダー上昇!横山和も手応え「凄く良かったです」

スポニチ
  • 2022年09月29日(木) 07時25分
 悲願へのカウントダウンが始まった。「第101回凱旋門賞」(パリロンシャン芝2400メートル)に出走する日本馬4頭の最終追い切りが28日、滞在先の仏シャンティイで行われた。タイトルホルダー(牡4=栗田)はコワイラフォレ調教場の芝コースで3頭併せを行った。今年の天皇賞・春宝塚記念を制した日本のエースが、本番へ向けてビシッと態勢を整えた。

 日本のエースが大一番に向けて状態を上げてきた。シャンティイにあるコワイラフォレ調教場の芝コースで追い切ったタイトルホルダー。管理する栗田師は「数字で示すのは難しいですが、タイトルホルダー自身が1週ごとに落ち着いてきました。環境にも慣れている様子で競馬に向けて調子も上がっているように見えます」と胸を張った。

 最終リハは現地で滞在する小林厩舎の2頭を目標に。若駒時とは違う大きなフットワークは実にパワフル。ヨーロッパの重い芝を力強く踏みしめ、最後は馬体を併せた1頭と併入した。横山和は「前に2頭を置いて、それらを見ながら僕とタイトルホルダーのリズムだったり、精神状態を見ながらの追い切りとなりました。競馬に向けていいイメージができる調教になったので、凄く良かったです」と前向きな言葉を並べた。

 今回が初の海外遠征となったが、フランスの地でも実に堂々としているタイトル。栗田師は「馬房でもよく休んでいるし、こっちの空気感がいいんでしょうね。エサをあまりがっつくタイプではないんだけど、カイバもすぐに口をつけているし、よく寝てもいます」と頼もしげな様子。本番への消耗度を考慮してあえて前哨戦は使わなかった。「久々でもしっかり走り切ってくれる子。ある程度、走れるベースをつくれば休み明けでも問題ないと思っています」とした。

 いよいよ近づいてきた大一番。レースについて横山和は「(タイトルの)リズム、ペースになると思います。一緒に出走する全ての馬が素晴らしいので、その馬たちとレースができるのはとてもうれしく思います。ただ、僕はタイトルホルダーのことだけを見るつもりです」とイメージ。抜群のゲートセンスをしてハナは濃厚。持ち前のスピードとスタミナで、日本競馬の悲願へとひた走る。

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