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凱旋門賞・G1(10月2日、パリロンシャン競馬場・芝2400メートル)
JRA海外馬券発売レースの第101回
凱旋門賞・G1(10月2日、パリロンシャン競馬場)が行われる。日本馬4頭を含む出走馬20頭が確定し、ゲート順が決まった。
G1連勝中の
タイトルホルダーは真ん中の10番ゲートからスタートする。栗田調教師は「決められた枠順で精いっぱい頑張る。ゲートが速いからどこでもいい」と不安がない様子だった。29日付フランスの競馬新聞「PARIS TURF(パリチュルフ)」の一面で「日本で最高レベルの成功を収めた
タイトルホルダーが、フランスで輝こうとしています」と掲載。栗田師は「ホントなの? 俺が載ってないじゃん!」と笑った。
国内外で注目の高い1頭。栗田師は「気張らずに向かいたい。人間が熱くしても、馬が取り残されたらかわいそう」とあくまで馬本位と平常心を意識している。追い切り翌日のこの日は引き運動で調整。「いい雰囲気で落ち着いています。体がぴりっと締まった感じ」と順調ぶりを口にした。普段、調教後は疲れを見せるときもあるが、追い切りのダメ―ジはなし。「しっかり回復してレースに向かえるのでは」とうなずいた。
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ステイフーリッシュ試練の大外枠】
試練の20番枠だ。矢作調教師は「一番欲しくない枠」としたが「中途半端な外枠よりはマシ。思い切った戦法を取りやすいかもしれません」と切り替えた。最終追い翌日は、
ウォーキング
マシンと引き運動で調整。日本と比べて、フランスを始め海外の方が精神面が安定している。トレーナーは「力が一番下なのは分かっているので、何か残せるように万全の態勢を取るだけです」と力を込めた。
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ディープボンド希望通り内枠】
内寄りの5番ゲートに決まった。「スタートもいい馬なので、真ん中より内側でいいポジションを取りに行ける。この枠なら良かった」と大久保調教師。この日は
ウォーキング
マシンのみで調整。今回は前哨戦を使わずに参戦するが、「(昨年と)比較すると、張り、フレッシュさは今年の方がいい」と、直行ローテーションの効果を実感していた。(いずれも
シャンティイ)
スポーツ報知