「
シリウスS・G3」(1日、中京)
鮮やかに抜け出した。道中7番手を追走した
ジュンライトボルトが直線、外から勢い良く進出。最後はゴール前で猛追してきたハピを3/4馬身差封じ込め、重賞初制覇を果たした。
これがダート3戦目。2走前からコンビを組む石川の手綱がさえ渡った。「この馬の強みは4コーナーの加速力かなと感じていました。それを生かしてレースができればと。(2走前は)落鉄もあって能力を発揮し切れずに2着でしたが、前走と今回は強い内容。いいタイミングで騎乗させてもらえました」と満面の笑みだ。
ダービー3勝など、幾多のG1を制してきた名門・友道厩舎にとって、意外にもこれがJRAダート重賞初勝利。フランスに滞在中の友道師は現地でレースを見届け、「3コーナーでペースが上がったところで対応してくれたし、結果的に前が速かったいうことかな」と延べ21回目の挑戦でゲットした勝利を喜んだ。
指揮官は「(ダート重賞Vを)特に意識はしていなかったですが、この馬で勝てたわけですし、次はダートのG1、チャンピオンズC(12月4日・中京)を目指したい」と師走の決戦を見据える。強まる追い風。初の
凱旋門賞制覇を目指す僚馬
ドウデュースにとっても、大きく弾みをつける勝利となったに違いない。
提供:デイリースポーツ