スマートフォン版へ

【ブロッサムカップ予想】距離適性の幅も広く、連勝の勢いが止まらないダンカーク産駒に注目したい

  • 2022年10月03日(月) 18時00分
 一昨年まではシーズン最終週に設置されており、エーデルワイス賞からここというローテーションも可能であったが、昨年から時期が早められ、この重賞は路線から少し外れて独立する形になった。今年に関して言えば、重賞実績のある馬の多くが2週後のエーデルワイス賞に向かうため、8頭という落ち着いた頭数となっている。

 ただ、今回上位と目される馬たちも、将来性は豊かな面々である。注目は3連勝中の2頭、スギノプリンセスサルトアンヘルだろう。戦績だけでなく、ダンカーク産駒という共通項があるのも興味深い。

 ダンカークは2015年から日本での供用がスタートし、芝・ダート問わないオールラウンドな産駒を輩出している。地味ながら、地方競馬でのファーストシーズンリーディングサイアーにもなっており、早期からの活躍ができるという点も特長と言えるだろう。現に、昨年のJBC2歳優駿を優勝したアイスジャイアントがそうである。今年の門別では、既にアサクサロックが1000mのフルールCを勝っているように、距離適性の幅も広そうだ。古馬になってからの成長度も含め、今後の産駒にも注目していきたい。

 話が脱線してしまったが、上記2頭では、1700mの経験値で前者が一歩リードしている。内回りでマイルではレコードでの勝利もあり、時計決着も歓迎だ。ワンターンの短距離戦しか経験がないとはいえ、後者も自在な立ち回りでの3連勝。初コースも大きなハンデにはならないだろう。甲乙つけがたい両者である。

 いわゆる上がり馬的な2頭に対し、オープン・重賞での豊富なキャリアで対抗するのがパワトゥザピープルである。素質馬の登竜門たる栄冠賞にも出走し、フローラルCでは、エーデルワイス賞最有力のスティールグレイスと0秒5差の3着に健闘した。今回のメンバーなら、主役を張れる実績である。

 様相は上位3頭の三つ巴。割って入るとすれば、角川厩舎のインプローヴィングコパノオレゴンあたりだろう。

(文:競馬ブック・板垣祐介)

ホッカイドウ競馬特集ページはこちら!

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す