伝統あったオープン特別「いちょうS」を格上げし、更に名称を変更して生まれたのがこのレース。オープン時代から出世レースとしての呼び声が高かったが、重賞格上げ以降も
クラリティスカイ、
ダノンプレミアム、
グランアレグリア、
サリオスと多くのGI馬が出ている。
1.早期デビュー組が活躍
重賞格上げ以降の勝ち馬で最もデビューが遅かったのは、14年
クラリティスカイと20年
ステラヴェローチェの7月5日。他の6頭はいずれも6月にデビューしていた。
2.前走1着馬
重賞格上げ以降の8回で、前走2着以下だった馬の成績は[0-0-3-31]と不振。前走重賞やオープンで善戦してきた馬よりも、新馬や未勝利をきっちり勝ち切ってきた馬が活躍する傾向。
3.延長組ははやや苦戦
過去8回の成績を前走距離別に見てみると、前走からの距離延長となる馬は[1-1-1-14]で複勝率17.6%と苦戦傾向。前走もマイルの馬は[5-5-6-36]で複勝率30.8%、距離短縮の馬は[2-2-1-11]で複勝率31.3%。
マイネルケレリウスは6月に行われた東京芝1600mの新馬戦を、馬群の中で脚を溜めてしぶとく差し切るという立ち回りで勝利。時計自体は目立たないものの内容は濃く、昇級戦でも期待は十分。