10月23日に阪神競馬場、芝3000mで行われる
菊花賞。ここへ
宮本博厩舎の2頭、
フェーングロッテンと
ボルドグフーシュが出走を予定しており、今朝13日にレースへ向けた追い切りを行っている。
フェーンには
松若風馬騎手、ボルドには
吉田隼人騎手が跨って、CWへ入場。6F標識を通過する時はフェーンが先行して、これを2馬身ほど後ろからボルドが追走。前半は少しゆったりとしたラップを踏んでいたこともあり、3コーナーから4コーナーへ入っていく時にその差が少し詰まって、最後の直線へ。
内からボルドが楽に並びかけ、頭くらい前に出たところでフェーンも仕掛ける。どちらも脚色に余裕があって、ゴールでは同入という感じでフィニッシュ。さすがはどちらも重賞で好走実績がある馬といった感じで、非常にいい併せ馬になったのではないだろうか。
時計は
フェーングロッテンが6F83.8〜5F67.7〜4F52.5〜3F36.9〜2F22.5〜1F11.1秒。宮本厩舎の
菊花賞といえば、2017年の
クリンチャー2着。あの時の悔しさを後輩2頭が晴らす。そんなシーンが想像できるくらい、充実した2頭の追い切りだったといってよいだろう。
(取材・文:井内利彰)