10月19日(水)に
浦和競馬場で行われる
埼玉新聞栄冠賞(3歳上・SIII・ダ2000m)。1991年の創設から1900mの距離で行われていたが、昨年から2000mに延長。
浦和記念と同距離で行われる前哨戦となっている。
今年は地元2頭の対決に注目したい。前走、長期休養から復帰しOP2着と好走みせた古豪
タービランス。
大井記念、
東京記念と南関東のビッグレースを連勝している
ランリョウオー。どちらに軍配があがるのか、はたまた超新星の誕生なるか。発走予定日時は20日(水)の15時55分。主な出走馬は以下の通り。
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タービランス(牡9、浦和・
水野貴史厩舎)
9歳を迎えた古豪が3連覇に挑む。年齢を重ねるごとに大舞台で活躍を見せ、昨年の
浦和記念で2着に好走。8歳にして初めて交流重賞で馬券圏内に入った。今年1月の
川崎記念で競走中止して以降、長期休養に入っていたが、前走の武蔵野OPでは久々のハンデを感じさせない走りで2着に好走している。衰えを感じさせない大ベテランの走りに注目したい。
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ランリョウオー(牡4、浦和・
小久保智厩舎)
古馬のビッグレースを連勝し地元浦和に凱旋。
全日本2歳優駿で2着に好走するなど、若駒の頃から活躍。今年4月の幸OP勝利をきっかけに本格化し、5月の
大井記念ではGI/JpnI馬3頭を破り古馬重賞初制覇を飾る。秋には初距離と休み明けを克服して
東京記念を勝利し中長距離路線の頂点に立った。浦和2000mは4月の武蔵国OPで経験済みで、王者として負けられない一戦だ。
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エルデュクラージュ(セ8、船橋・
川島正一厩舎)
JRAで7勝を挙げ、昨年の秋に南関東へ移籍。転入2戦目の報知
オールスターCで2着に好走すると、続く
川崎記念でも
チュウワウィザードの2着に好走しダート
グレード競走でも実力差がないことを証明。その後も
ダイオライト記念や
マーキュリーCで強敵相手に挑戦を続けている。初コースへの対応は鍵になるが、JpnI・2着の実力を発揮すれば初タイトル奪取の可能性は十分。
その他にも
JRAのオープンで活躍した
ライトウォーリア(牡5、川崎・
内田勝義厩舎)、長距離巧者
マンガン(牡5、船橋・
石井勝男厩舎)、古豪
リッカルド(セ11、船橋・
佐藤裕太厩舎)などが出走予定。