◆
ピンハイ(10月16日、阪神10R・3歳以上3勝クラス・芝1800メートル=1着)
先行集団から離れた後方3番手を追走。徐々にギアを上げつつ馬群との差を縮め、直線で外に出されると、メンバー最速の上がり33秒0の末脚で他馬を一気にのみ込んだ。「まだまだ幼くて、学ばないといけないことがたくさんありますが、その分楽しみですね」と初コンビの川田も今後の成長に期待した。
抽選対象の
ボーダーライン賞金1500万円に50万円足りず、
秋華賞への出走はかなわなかったが
桜花賞5着、
オークス4着と春の牝馬クラシック戦線で上位争いを繰り広げた能力を存分に発揮。コースレコードに0秒4差に迫る1分44秒3の好時計での快勝。小柄な牝馬で、春は馬体の維持に苦労していただけに、12キロ増の414キロで出走できたのは好材料だ。
次走は馬の状態を確認してからになるが、重賞級の能力は十分に示しただけに、今後の飛躍が期待される。「このメンバーを相手にこの時計で勝てたのは素晴らしいですよ」と
田中克典調教師も笑みを浮かべていた。(戸田 和彦)
スポーツ報知