10月23日に阪神競馬場で行われる
菊花賞(3歳牡牝・GI・芝3000m)。牡馬クラシック最後の一冠を懸けた未知の長距離戦に
アスクビクターモアが挑む。
アスクビクターモアは
父ディープインパクト、
母カルティカ、母の
父Rainbow Questという血統。2020年のセレクトセールにて1億8700万円の価格で落札された。半姉の
Qemahは欧州G1・2勝を挙げた名マイラーである。
昨年6月に東京競馬場でおこなわれた2歳新馬戦でデビュー。2走目の未勝利戦を勝ち上がり、今年1月に2勝目を挙げた。3月に行われた
弥生賞ディープインパクト記念では、後のダービー馬
ドウデュースの追撃を振り切って重賞初制覇。
牡馬クラシック第一冠・
皐月賞では、好スタートからハナに立つと5着に粘りこむタフさを見せた。二冠目の
日本ダービーでは、ハイペースで逃げる
デシエルトの2番手を追走。
ドウデュースや
イクイノックス、
ダノンベルーガは後方を追走していた中、厳しいペースを踏ん張り3着に。約4か月の休み明けとなった前走の
セントライト記念では、上がり馬
ガイアフォースの2着となったものの、後続に3馬身差をつける走りであった。
生産牧場である社台
ファームは生産馬
スターズオンアースが、先週惜しくも三冠を逃す結果に。世代のトップクラスと戦い続け、常にハイレベルな走りを見せてきた
アスクビクターモアが、ついにGIのタイトルを掴むことができるのか。要注目である。