10月30日(日)、東京競馬場の芝2000mで行われる
天皇賞(秋)。ここに特別登録している、昨年のダービー馬
シャフリヤール(栗東・
藤原英昭厩舎)が今朝19日、レースに向けた1週前追い切りを行っている。
朝一番のCW。
福永祐一騎手(レースはC.デムーロ騎手)を背に、
エイカイマッケンロを追走。6F標識では3馬身くらいの差があって、追走している時の雰囲気としては、少し行きたがっているようにも見えたが、内から他厩舎の馬が迫ってきそうな場面でもお構いなしだったので、気にすることではなかった。
むしろ、その後もきっちり我慢した状態で3コーナーから4コーナーを抜けていき、最後の直線に向いて前に並ぶと本当に楽な手応え。最後は頭ひとつくらい前へ出た状態で先着のフィニッシュだった。
時計は6F86.2〜5F69.2〜4F53.4〜3F38.2〜2F23.6〜1F11.6秒。3頭併せだった先週のCWでの追い切りに比べると時計は遅くなったが、動き自体は今週の方が余裕があって、レースに向けてのちょうどよいゆとりがあるように見える。この雰囲気だと、最終追い切りも軽く動かす程度で十分。そんな状態に仕上がっているのではないだろうか。
(取材・文:井内利彰)