前走
札幌記念を勝ち、重賞2勝目を挙げた
ジャックドール(栗東・
藤岡健一厩舎)。今朝19日は特別登録している
天皇賞(秋)(10月30日・東京芝2000m)に向けた1週前追い切りを行っている。
2回目のハローが終了した直後のCWで、主戦の
藤岡佑介騎手が跨っての併せ馬。すでに追い切りを行っている馬がいて、馬場入り時に少し待たされるようなことがあったが、それで無駄に
テンションを上げるようなこともなかった。
ノルカソルカが先行して、
ジャックドールが追走。6F標識で4馬身くらい後ろ。道中は程よい気合乗りで進めていき、先行馬がある程度のラップを刻んだことで、スピード感も十分に見えた。
最後の直線に向いても、前との差はかなりあったが、そこから並びかけるまで、ほとんど馬なり。最後の直線のラップは11.7秒、11.5秒だったが、これをあれだけ楽な手応えでマークできるところが素晴らしい。
時計は6F79.7〜5F64.0〜4F50.1〜3F36.2〜2F23.2〜1F11.5秒。ゴールでは2頭並ぶような感じだったが、手応えには歴然とした差があった。もちろん、
ジャックドールの方が優勢で、ゴールを過ぎてからの走りも文句なし。馬体は先週よりもスッキリ見せるし、状態に関しては申し分ないといってよいだろう。
(取材・文:井内利彰)