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【菊花賞】美浦レポート アスクビクターモア(田辺騎手)

ラジオNIKKEI
  • 2022年10月19日(水) 15時10分
23日(日)阪神競馬場で行われる第83回菊花賞(GI)に出走予定のアスクビクターモア(牡3歳 美浦・田村康仁厩舎)について、共同記者会見での田辺裕信騎手のコメントは以下の通り。

「もちろんダービー3着という立場で、周りから追われる身になっての出走となり、今までとは違うプレッシャーがありますが、馬自体パワーアップしていますので、楽しみにしています。(セントライト記念は)競馬自体は理想的な感じで進めていたので、安易な考えですけど勝つなと思っていましたから、まさか、これで負けるんだという感じでした。ただ、直線併せ馬になった時の反応は全然ありましたし、アスクビクターモア自体が休み明けの一戦だった事を考えれば、今回の方が上がっていると思います。

大目標はこのレースでしたし、いい形で一段階上がれれば、なおいいなと思います。もちろん走らせたらいいものを持っているのですが、気性面も以前に比べたらだいぶ大人になってきたと思います。最初の頃は距離の心配もあったと思いますが、今の感じだと逆に不安が無くなってきていて、いい傾向だと思います。初めて乗せてもらった時から、気性的にはカッとしていますが、走りは長いところかなと調教師と話していて、それがまさしくダービーにもつながりました。それに気性が落ち着いてくるとなおいいなと思っていました。

ダービーとはまた別の考えで挑む一戦になると思います。阪神は初めてですし、走ってみなければわかりませんが3000mを走っている馬はいませんし、何とか乗り越えてもらいたいです。坂が2回とか、距離が長いとか、そういう事は、僕はそんなに考えていません。スタートが上手なので、おそらくこれまで通りの感じで行くと思います。できれば内枠の方がロスなく最初のコーナーに入れますからいいですが、運次第ですね。スタートが上手なだけあって、自分で競馬を作ることもできますし、行きたい馬を見ながら行かせた事もあります。レースはしやすいです。

この馬にずっと乗せてもらって、GIももう少しという所まで来させてもらっているので、何とか最後の一つを取れたらいいなと思います。ダービー最先着ということもあり、今度は周りからマークされる立場ですが、この馬自身パワーアップしていますし、僕もこのレースに向けてイメージしたり、打合せしたりと準備していますので、何とか結果が出るように頑張りたいと思います」

(取材:中野雷太)

ラジオNIKKEI

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