凱旋門賞覇者
アルピニスタのオーナーであるカーステン・ラウジング氏は、同馬の
ジャパンC参戦について依然として熟考しているとした。英
メディア『At the Races』が現地時間19日に、同氏が語った展望を紹介している。
ラウジング氏は取材の中で日本遠征の可能性について、「彼女が(
ジャパンCに)参戦すれば、勝てると思います」と自信を覗かせ、
アルピニスタを管理するM.
プレスコット調教師が
ジャパンC参戦に意欲的であることも明かした。
その一方で、「直行便だと思い込んでいましたが、フランクフルトで最低6時間は待つ必要があるようです」と日本にたどり着くまでの長旅には懸念を示している。また、ラウジング氏は
アルピニスタのこれまでの功績についても言及。「彼女は既にチャンピオンで、もうこれ以上求めることがない」と称賛を送り、出走せずに引退の可能性も示唆した。
アルピニスタは父
Frankel、
母Alwilda、母の父Hernandoという血統。2019年7月にイギリスでデビューし初勝利をあげ、2021年7月のランカシャー
オークスで重賞初制覇。この勝利を皮切りにG1の連勝が始まり、現在は
凱旋門賞や
サンクルー大賞を含むG1・6連勝。世界最強牝馬の座を手中にした。