東京11Rの第25回
富士ステークス(3歳以上GII・芝1600m)は1番人気
セリフォス(
藤岡佑介騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分32秒0(良)。クビ差の2着に3番人気
ソウルラッシュ、さらにクビ差の3着に2番人気
ダノンスコーピオンが入った。
セリフォスは栗東・
中内田充正厩舎の3歳牡馬で、
父ダイワメジャー、
母シーフロント(母の父
Le Havre)。通算成績は7戦4勝。
レース後のコメント
1着
セリフォス(
藤岡佑介騎手)
「春から確かに成長している感じはありました。
テンションはどうかと思いましたが、春よりも落ちついていて、ポジションは決めずに行きました。レースは、緩急がついた流れで楽な流れではなかったのですが、
ダノンスコーピオンや
ソウルラッシュを見る形で進めて、直線に向いた時には負けないだろうという手応えでした。欲を言えば、次にGIを目指す馬としては、もう少し反応が欲しかったところですが、成長は感じられました。あとはGIタイトルだけです。GIホースとなる資格がある馬だと思っているので、次は頑張ってほしいです」
(
中内田充正調教師)
「良い内容で走ってくれました。道中リキんでいるところもありましたが、まだ3歳馬でこれからというところでしょう。体はしっかりしてきました。夏を越して1つ成長してきたところは調教でも見られ、今日のレースでもやっぱり成長していると思いました。次は
マイルCSですが、阪神コースに変わることは気にしていません。今日は重量が54キロでしたから、次に同じ負担重量になった時、今日と同じ脚が使えるのか、次が本当の力試しだと思っています」
2着
ソウルラッシュ(
松山弘平騎手)
「
ダノンスコーピオンの後ろで、いい形でリズム良くレースを選ぶことができました。直線では手応え十分で脚を使ってくれたのですが、勝ち馬の決め手にやられた形です。とてもいい馬です」
4着
ピースオブエイト(
三浦皇成騎手)
「外枠からリズム良くレースを進めることができて、マイルの距離でもしっかり脚を使えることを示してくれました。前の馬とは離れましたが、この馬もしっかり脚を使っています」
5着
エアロロノア(
岩田望来騎手)
「しっかりと馬群の中を縫ってくるという、これまでと違った形の競馬で頑張ってくれました。上位馬が外枠の馬という中で、内枠からよく頑張っていると思います」
6着
ピースワンパラディ(
戸崎圭太騎手)
「スタートを出て両側から挟まれる形になって、ブレーキをかけることになりました。その分リズムが悪くなりました。最後に盛り返しているだけにもったいないレースでした」
7着
タイムトゥヘヴン(
福永祐一騎手)
「一歩目は上手にゲートを出たのですが、二の脚がなくいつもの後方の位置になりました。流れも落ち着いて今日は内枠でしたから、長く良い脚を使うこの馬向きの形になりませんでした」
ラジオNIKKEI