16年ダービーを制した
マカヒキ(牡9=友道、
父ディープインパクト)が現役を引退し、北海道新ひだか町のレックススタッドで種牡馬入りすることが25日、分かった。通算28戦6勝、8月21日の
札幌記念16着がラストランとなった。
友道師は「今のうちの厩舎がいい
サイクルで回っているのは、
マカヒキでダービーを獲らせてもらったことが一番大きいと思います」と感謝の思いを口にする。
ダービーを制した16年の秋は海を渡ってフランスへ。ニエル賞1着、
凱旋門賞14着と欧州最高峰の舞台を経験した。その後は勝ち星から遠ざかったが昨年10月の
京都大賞典で5年1カ月ぶりに勝利。長いトンネルを抜け、感動の復活Vを飾った。
友道師は「古馬になってからは
京都大賞典しか勝てませんでしたが何より脚元に全く問題がなかった。その点は本当に偉い馬だと思います」と体の丈夫さを強調した上で「これが今後、子供たちに伝わってくれればと思っています」と第2の馬生にエールを送った。
15年10月のデビューから7年間の競走馬生活に終止符を打ち、現2歳世代がラストクロップとなる
父ディープインパクトの後継種牡馬として、活躍が期待される。
スポニチ