シゲルの冠名で知られる馬主で、元光証券社長の森中蕃（もりなか・しげる）氏が亡くなっていたことが２６日、明らかになった。８７歳。役職、星座、野菜、宝石シリーズなど、愛馬にユニークな馬名をつけて、競馬ファンを楽しませていた名物オーナーだった。

　２１年フィリーズＲを制したシゲルピンクルビーなどを管理する渡辺師は「残念です。馬を見るのが好きな方でした。今年のセリもご一緒させてもらって、少し体調が悪いのかな？とは思いましたが、それでもお元気でしたから驚きました。沖先生のご縁で開業した時からお世話になって、かわいがってもらいました。本当にありがたく思います」と感謝。「オーナーと一緒にもうひとつ大きなところを勝ちたかったので、悔いが残ります。ご冥福をお祈りします」とコメントした。

提供：デイリースポーツ