11月3日(祝・木)に
盛岡競馬場で行われる
JBCスプリント(3歳上・JpnI・ダ1200m)。ダートNo.1ス
プリンターを決する一戦に全国から快速馬が集結した。
出走する14頭のうち12頭が重賞勝ち馬で、残る
ヘリオスは重賞で2着4回の実績があり、
スマートダンディーもOP4勝馬。中央・地方ともに素晴らしいメンバーが揃った。出走予定日時は11月3日(祝・木)の17時20分。主な出走馬は以下の通り。
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レッドルゼル(牡6、栗東・安田隆行厩舎)
昨年金沢で行われた
JBCスプリントは初の一周競馬に難なく対応し3馬身差の圧勝を飾る。今年は
フェブラリーSから始動し6着に入ると、3月には再びドバイ遠征を敢行し
ドバイGSで2年連続の2着。世界に通用する能力の持ち主であることを証明した。帰国初戦の
東京盃は他馬より2kg重い斤量を跳ね除け快勝。今年は実績が多数有るワンターン戦ということもあり、連覇に懸かる期待は大きい。
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ダンシングプリンス(牡6、美浦・
宮田敬介厩舎)
強靭な逃げ脚を武器に勝利を重ねる快速馬。昨年12月のカペラSで重賞初制覇を飾ると、今年2月にはサウジアラビア遠征を敢行し、後に
ドバイGSを制す
スイッツァランド(
Switzerland)らを相手に5.3/4馬身差の圧勝を飾った。帰国初戦の北海道SCでは門別の深い砂に対応して、中央→海外→地方で重賞3連勝を飾る。
クラスターCではスタートで大きく躓き4着に敗れたが、今回は巻き返して待望のJpnIタイトル奪取に臨む。
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テイエムサウスダン(牡5、美浦・
蛯名正義厩舎)
2歳時にも兵庫
ジュニアGPで重賞を制したが、古馬になると本格化。昨年3月の
黒船賞を皮切りに今年1月の
根岸Sまで重賞4勝を飾り、短距離路線のトップホースへと成長した。その後は
フェブラリーS、
かしわ記念で2、3着とGI/JpnIの舞台でも好走を見せて、今夏に
蛯名正義厩舎へ転厩。前走の
東京盃は2歳時以来となる1200m戦に対応し2着に好走している。新鋭厩舎に初タイトルをもたらすか。
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プライルード(牡3、大井・
藤田輝信厩舎)
姉に
福島牝馬Sの覇者
アナザーリリック、伯父に
目黒記念連覇や
メルボルンC2着などの実績を持つ
ポップロックがいる良血馬。2歳時から全国区での活躍を見せ、
全日本2歳優駿では地方馬最先着を果たした。今年春の南関東牡馬クラシックでは結果が出なかったが、
優駿スプリントを2馬身差で快勝。続く
アフター5スター賞では3馬身半差で古馬を撃破し、短距離への高い適性を発揮。連勝中の勢いに乗って
グレードタイトルを掴むか。
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キラットダイヤ(牝5、岩手・
板垣吉則厩舎)
JRAで2勝を挙げ、今年の春に岩手競馬に移籍すると重賞7勝の大活躍。特に盛岡1200mの舞台では5戦して「6馬身差」「10馬身差」「10馬身差」「10馬身差」「7馬身差」と他馬と圧倒しており、地元馬同士では一枚力が抜けている印象だ。今回がダート
グレード競走初挑戦。地元の筆頭格として、2002年
南部杯の
トーホウエンペラー以来20年ぶりの岩手所属馬によるJpnI制覇に挑む。
その他にも
マイルCS南部杯の2着馬
ヘリオス(セ6、栗東・
寺島良厩舎)、短距離重賞の常連
リュウノユキナ(牡7、美浦・
小野次郎厩舎)、ダート
グレード競走で活躍続く
ティーズダンク(牡5、浦和・
水野貴史厩舎)、兵庫勢初のJpnI制覇が懸かる
イグナイター(牡4、兵庫・
新子雅司厩舎)などが出走する。