30日に東京競馬場で行われる
天皇賞・秋(3歳上・GI・芝2000m)について、枠順データから検証していく。
過去10年、枠別では最多となる5度の馬券絡みが4枠・5枠・7枠。逆に最少となる2度の馬券絡みとなっているのが、2枠・8枠だ。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
【1枠】1-3-0-13/17 単勝回収率9% 複勝回収率33%
【2枠】1-1-0-16/18 単勝回収率61% 複勝回収率22%
【3枠】1-0-3-14/18 単勝回収率18% 複勝回収率40%
【4枠】4-0-1-14/18 単勝回収率132% 複勝回収率68%
【5枠】1-3-1-15/20 単勝回収率18% 複勝回収率44%
【6枠】1-1-1-16/19 単勝回収率87% 複勝回収率43%
【7枠】1-2-2-19/24 単勝回収率5% 複勝回収率61%
【8枠】0-0-2-20/25 単勝回収率0% 複勝回収率21%
全体的な傾向としては中ほどの枠の好走が目立つ。特に4枠は最多となる4勝をあげており、複勝回収率も一番良い。ただ、馬券に絡んだ5頭のうち4頭は4コーナーで5番手以内を通過していた。同じ4枠でも前目につける馬をより評価しておきたいところだ。
東京2000mはスタートしてすぐにコーナーがあり、位置取り争いが激しくなるケースが多い。そのため、内枠は有利かと思いきやそうでもないようだ。特に2枠は2014年を最後に馬券に絡んでおらず、複勝回収率も下から2番目の数字だ。今年は
カラテ・
パンサラッサの2頭が2枠にゲートイン。ともに一発がありそうな魅力的な馬だが、取捨選択が難しくなりそうだ。