現地時間31日、11戦10勝で競走馬のキャリアを終えた
バーイード(牡4、
Baaeed)が、厩舎のあるニューマーケットを出発し、
ナナリー・スタッドに到着した。現地時間20日に英競馬
メディア『At the races』が報じている。
同馬は最終的にイギリス・ノーフォークのシャドウェルスタッドで種牡馬入りすることが明らかになっており、
ナナリー・スタッドで新たなキャリアのための準備を引き続き行う予定である。
同スタッドの
マネージャーであるS.
コリンズ氏は「ヨーロッパやアメリカ、日本を含む世界中のブリーダーから、
バーイードへの関心が大変寄せられている。初年度は間違いなく定数を大きく超える応募が来るだろう」とコメントした。
バーイードは、父
Sea The Stars、
母Aghareed、母の
父Kingmamboという英国産馬。全兄には今年のコロネーションC(英G1)を圧勝した
フクム(Hukum)がいる血統。
2021年6月にデビュー。同年7月に無傷4連勝で重賞初制覇を果たすと、続くムーランドロンシャン賞でG1初制覇を飾った。その後も、破竹の勢いでG1レースを次々に勝利し、最終的にデビューから10連勝。欧州最強格として君臨し、今月の英チャンピオンSを最後に引退した。通算11戦10勝。