◆第12回
みやこS・G3(11月6日、阪神・ダート1800メートル)
週末4重賞の出走馬が3日、確定した。
みやこS・G3(6日、阪神)では、賞金上位馬の回避によって
アメリカンフェイスの出走が決定。鞍上の
今村聖奈騎手(18)=栗東・寺島厩舎=は
ファンタジーS・G3(5日、同)の
ミカッテヨンデイイに続き、自身初めて2日連続で重賞に騎乗することが決定した。
みやこSに
アメリカンフェイスでの出走が決まった今村は「乗ったジョッキーや過去の映像を見て臨みます」と、早速初コンビに向けて準備に取りかかる姿勢を見せた。土日2日連続の重賞騎乗は自身初。「2頭とも関東馬。たくさんの外国人ジョッキーが(短期免許で)来ているなか、依頼をいただくのはすごくありがたいです」と感謝した。
狙うは重賞初騎乗Vを飾った
CBC賞に続くタイトルだ。土曜メイン、
ファンタジーSの
ミカッテヨンデイイは7月のデビューから全4戦で手綱を任されてきた。「前走は小倉滞在4戦目。
テンションが高く発汗もすごくて…。ゲート裏で消耗してしまっていました」と振り返り、巻き返しへ「リフレッシュして精神面でゆとりが出れば。1200メートルより1400メートルの方がいいと思いますし、厩舎も馬具を工夫したり作戦を練ってくださっています」と期待を込めた。
先週土曜の新潟で
JRA、地方合わせて51勝に到達。デビューから4キロ減だった条件戦の斤量は、今週から3キロ減となる。「1キロの差はでかいと思います。(恩恵がない)特別戦に乗っているとスピードの乗りが全然違うと感じます。実際に乗ってみないと分からないですが、3キロ減でもいいリズム、いい流れで勝てるように頑張りたいです」と気を引き締めた。
11月最初の週末は計17頭とコンビを組む。「馬の最大限の力を引き出せるように」と聖奈。変わらず地道に勝利を積み重ね、秋競馬を盛り上げていく。(吉村 達)
スポーツ報知