今年の
凱旋門賞を制し、
ジャパンCに参戦予定だった
アルピニスタ(牝5、
Alpinista)が一転、同競走を回避し引退することが分かった。英競馬
メディア『Racing Post』が報じている。
同
メディアによると、
アルピニスタは調整過程で小さなケガを発症したとのこと。管理するM.
プレスコット師は「残念ながら、ほんの少しケガをしてしまいました。
JRAが素晴らしい準備をしてくれたにもかかわらず、本当に無念です」とコメントを残した。
また、同師は今後について「引退して、生まれ故郷のスタッドに戻る予定です」と語り、所有するK.ラウジング氏のスタッドで繁殖馬になることを明かした。
アルピニスタは父
Frankel、
母Alwilda、母の父Hernandoという血統。2019年7月にイギリスでデビューし初勝利をあげ、2021年7月のランカシャー
オークスで重賞初制覇。この勝利を皮切りにG1の連勝が始まり、
凱旋門賞や
サンクルー大賞を含むG1・6連勝を果たした。通算成績は15戦10勝。