2011年の
阪神大賞典(GII)などを制した
ナムラクレセントが11日、死亡したことがわかった。公益財団法人
ジャパン・スタッドブック・インターナショナルがホームページ上で発表した。
ナムラクレセントは
父ヤマニンセラフィム、
母サクラコミナ、母の
父サクラショウリという血統。
2007年12月に阪神競馬場でデビュー。翌2008年1月に小倉競馬場で初白星を挙げ、同年8月に500万下条件と1000万下条件を連勝すると、
神戸新聞杯(GII)出走を経て
菊花賞(GI)に出走。勝ち馬
オウケンブルースリから0.4秒差の3着に入線し3歳シーズンを終えた。
古馬入り後は準オープンクラスから始動し、降級後の2009年8月の
阿賀野川特別(1000万下)、9月の
西宮S (1600万下)を連勝しオープン入りを果たすと、同年11月の
アンドロメダS(OP)を制しオープン初勝利を飾った。
その後は中長距離の重賞路線に姿を見せ、2011年の
阪神大賞典(GII)では後続に3馬身半差をつける完勝で重賞初制覇を飾り、続く
天皇賞・春(GI)でも3着に好走した。
2012年11月に
JRAの競走馬登録を抹消し、浦和競馬へ移籍。その後高知競馬へ移籍し現役生活を続け、引退後は栃木県のブレーヴ
ステイブルで余生を過ごしていた。通算成績は52戦9勝。
(
ジャパン・スタッドブック・インターナショナルのホームページによる)