昨年の勝ち馬
イクイノックスをはじめ、一昨年の
ダノンザキッド、19年の
コントレイルなど、後の活躍馬が多数輩出されている2歳戦屈指の出世レース。暮れの
ホープフルSに向けた前哨戦の一つにも数えられ、昨年からGIIに格上げされている。
1.決め手勝負になりやすい
より短い距離に適性がある馬は前週までの
京王杯2歳Sや
デイリー杯2歳Sに向かうため、中距離タイプが揃うこのレースはスローペースになるのが通例。レースの上がりは速く、末脚のキレが問われるレースになることが多い。
2.距離短縮は苦戦
過去10回で、前走も1800mだった馬は[9-5-7-45]で複勝率31.8%、前走から距離延長となる馬は[1-2-3-21]で複勝率22.2%なのに対し、前走から距離短縮となる馬は[0-3-0-21]で複勝率12.5%。
3.キャリア数に注目
過去10回、キャリア数が1〜2戦の馬は[7-9-8-43]で複勝率35.8%なのに対し、キャリア3戦だった馬は[3-1-1-21]で複勝率19.2%、4戦以上だった馬は[0-0-1-23]で複勝率4.2%。フレッシュな状態で挑める馬に注目したい。
ガストリックは同舞台の新馬戦でデビュー勝ち。道中最後方に置かれながらも、上がり33秒3の決め手を繰り出して素質の片りんを見せた。500kgを超える大型馬なだけに一度使った上積みがありそうで、注目馬が揃ったここでも期待は十分。