11月16日(水)に
大井競馬場で行われる
ハイセイコー記念(2歳・SI・ダ1600m)。1968年に
青雲賞として創設されたレースで、2001年に
ハイセイコーの功績を称えて現名称へと変更。
ハイセイコー自身も1972年の覇者であり、勝ち時計の1分39秒2は今もなおレースレコードとなっている。
一昨年の1、2着馬は
全日本2歳優駿でも1、2着に入ったほか、昨年の3着馬は後に
東京ダービーを制した。2020年から南関東ローカル
グレード最上位のSIに格上げされ、大舞台への
ステップレースとして重要度はますます高まっている。発走予定日時は16日(水)の20時10分。主な出走馬は以下の通り。
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リベイクフルシティ(セ2、大井・
宗形竹見厩舎)
6月に
大井競馬場で行われた1200mのデビュー戦から1600m、1400mと3戦全て異なる距離で無傷3連勝を飾り、重賞初挑戦となった前走の
ゴールドジュニアでは道中8番手あたりでの追走からレースの上がり3Fより1.8秒も速い強烈な決め手を発揮し、
ポリゴンウェイヴを差し切った。1600mの舞台は経験済で重賞連勝に期待が懸かる。
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マンダリンヒーロー(牡2、大井・
藤田輝信厩舎)
3戦全てで上がり最速の末脚を繰り出し無敗の3連勝中。デビュー戦はスタートで出負けして最後方からの競馬となったが、直線で馬群を割って抜け出すと後続に9馬身差をつける圧勝。2戦目、3戦目もゴール前では流す余裕も見せ着差以上の強さを見せた。デビューから徐々に距離を延ばして、前走で一周競馬も経験済。連勝中の勢いに乗って重賞初制覇を飾るか。
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ポリゴンウェイヴ(牡2、浦和・
小久保智厩舎)
今年4月に
門別競馬場で行われた世代最初の新馬戦でデビュー。単勝1.0倍の圧倒的な支持に応えて快勝すると、その後は徐々に距離を延ばして重賞でも連続3着に入る活躍。夏からは南関東に活躍の場を移し、準重賞と重賞で1、2着と安定感のある走りが続く。鞍上の
左海誠二騎手は、調教師転身のため今月末で引退となる。重賞を勝利して自ら花道を飾りたいところだ。
その他にも
ゴールドジュニアで3着に入った
ピノホホッア(牡2、浦和・
野口孝厩舎)、
サトノダイヤモンド産駒の重賞初制覇が懸かる
ナチュラルターン(牡2、大井・
辻野豊厩舎)、南関東最初の新馬戦を勝利した
サムタイムアゴー(牡2、浦和・
小久保智厩舎)などが出走予定。