11月27日(日)に東京競馬場、芝2400mで行われる
ジャパンカップ。今年から1着賞金が3億円から4億円になり、東京競馬場の馬場内に国際厩舎が完成したこともあってか、今年は6頭の外国馬が特別登録にエントリーしているという状況。
ここに特別登録している、今年の
目黒記念の覇者、
ボッケリーニ(栗東・
池江泰寿厩舎)がレースに向けた1週前追い切り。2回目のハローが終了した直後の時間帯に、
浜中俊騎手が跨って、
シルヴァーソニックを追走する内容だった。
6F標識で3馬身ほど追走していて、少しずつ、その差を詰めていくような感じ。4コーナーで内を回ったことで、あと1馬身くらいのところまで迫ってきての最後の直線。内に他厩舎の併せ馬もいて、4頭が並走するような感じになったが、そこから抜け出す手応え十分に見えたのが、ラスト1Fの標識手前。
ただ、ここで加速したことが影響したのか、ゴール前の1Fでは
シルヴァーソニックに差し返されるような形となり、同入かやや体勢不利のフィニッシュ。時計は6F81.2〜5F66.3〜4F52.1〜3F37.0〜2F22.8〜1F11.5秒。数字的には十分な動きではあったが、相手との比較という意味ではどうしても物足りなさを感じてしまう。
(取材・文:井内利彰)