今年に入り、
東京スプリント、
サマーチャンピオン、テレ玉杯オーバルSといったダート交流重賞を3勝している
シャマル(栗東・
松下武士厩舎)。
マイルチャンピオンシップ南部杯3着の後はリフレッシュ放牧に出ていたが、チャンピオンズC(12月4日・中京ダート1800m)へ
川田将雅騎手で参戦することが発表され、11月10日に
フォレストヒルから栗東へ帰厩している。
今朝16日はレースに向けた2週前追い切り。
川須栄彦騎手が跨り、2歳新馬の
ベファーナを追走。6F標識で2秒くらいの差があり、追いつくんだろうか、という感じだったが、4コーナーで少し内を回り、最後の直線ではいつでも並びかけてきそうな状態。
ラスト1F標識を目標に仕掛けられて、鋭く反応すると、一瞬で相手を抜き去る。相手もそれまでの余力で食い下がってくるが、こちらはまだまだ余力たっぷりという感じで、さすがの動きだった。
時計は6F79.6〜5F64.0〜4F49.6〜3F36.1〜2F23.3〜1F11.8秒。今年になり、CWでの追い切りを併用することで今の結果が出ているような気がするだけに、今年9戦目を前にしても、これだけ攻めた内容の追い切りを課せるところが頼もしい。
(取材・文:井内利彰)