J・G1・9勝を誇る障害王者
オジュウチョウサン(牡11=和田正)が、次走の
中山大障害(12月24日、中山)を最後に現役を引退する。16日、管理する和田正師が正式に表明した。重賞15勝、4度の
最優秀障害馬受賞。障害界に次々と大記録を打ち立てた不世出のジャンパーが、ついにターフを去る。師は「オーナーから次がラストランになるので、しっかり仕上げてほしいと伝えられています」と話した。
オジュウは今年4月の
中山グランドジャンプで同レース6勝目をマーク。王者健在をアピールしたが、秋初戦の
東京ハイジャンプでは9着敗戦。G1初制覇となった16年
中山GJ以降、障害レースでは初めて掲示板を外した。11歳という年齢も考慮され、引退が決断された。同馬は16日、放牧先の和田牧場から美浦トレセンに帰厩。師は「前走の疲れは回復。一度使ったことで見た目も肌触りも良くなり、体にボリューム感も出てきた。ファンの多い馬ですし、最後の一戦へしっかり調整を進めたい」と意気込みを語った。
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