JG1を2勝し、20年度のJRA
最優秀障害馬にも輝いた
メイショウダッサイ(牡9歳、栗東・飯田祐)が現役を引退することが18日、分かった。左前脚の繋靱帯(けいじんたい)炎再発のため。管理する
飯田祐史調教師(48)=栗東=が明かした。現在は治療に専念しており、今後は馬事公苑で繫養される。
同馬は20年の
中山大障害でJG1初制覇を飾ると、翌21年の
中山グランドJでは障害界の絶対王者
オジュウチョウサンを破り、見事に戴冠。その後は故障により休養していた。復帰に向けて福島県いわき市にあるJRA競走馬リハビリテーションセンターから帰厩していたが、10日に栗東CWで追い切りを終えた後に再発が確認された。
飯田祐師は「今後のために無理をさせたくないという思いもあって、引退が決まりました」と説明。ハードル界を牽引した愛馬の走りを振り返り、「心肺機能が高くて飛越も抜群にうまかった。G1を2つ勝ったレース内容も
パーフェクトでした。障害馬として求められるものを全て持っていました。ここまで本当によく頑張ってくれたと思います」と引退を惜しみつつも、ねぎらいの言葉を口にした。
提供:デイリースポーツ