今週からは「中山・阪神・中京」の3場開催。12月に入る今週末は、GIシリーズもステージを変え、ダートの頂点を決める
チャンピオンズカップ(GI・中京・ダート1800m)が行われます。
今年は、昨年の同レース勝ち馬
テーオーケインズが連覇を狙うべく出走。もちろんラ
イバル勢も虎視眈々とその座を狙っています。魅力あるダートの新星たちもいるので、面白いレースとなるのは間違いないところでしょう。
毎週、重賞での激走馬を予想するこのコーナー。膨大なデータを駆使したnetkeibaオリジナルAIが、今回は
チャンピオンズCでの狙い馬を探します。
月曜日現在の登録馬は18頭。上位人気になりそうな馬をチェックしていきましょう。
やはり人気筆頭になりそうなのは
テーオーケインズ (牡5・栗東・高柳大厩舎)。前走は
JBCクラシック(GI・盛岡・ダート2000m) を1着と、ローテは昨年と同じながらさらに良い成績でこのレースに挑みます。メンバー全体を見渡しても、やはりこの馬を中心にしたオッズになるのは間違いないでしょう。
対するは、前走
JBCクラシックで2着と健闘している
クラウンプライド(牡3・栗東・新谷厩舎)。3歳勢ではこの馬が筆頭格といえそうです。
ほかにも、前走の
シリウスS(GIII・中京・ダート1900m)で初重賞勝利を収めた
ジュンライトボルト(牡5・栗東・友道厩舎)、ダートでは5戦4勝でまだ底を見せていない
グロリアムンディ(牡4・栗東・大久保厩舎)、不良馬場だった
ジャパンダートダービー(JpnI・大井・ダート2000m)を勝っている3歳
ノットゥルノ(牡3・栗東・音無厩舎)など。新勢力も多く、面白いメンバー構成になりました。
【3歳馬の成長力に期待!?】
予想はすべてAI任せ。枠順や当日の馬場状態予測を反映していない現時点のものとなりますが、人間の気持ちが入らない分「まさか」と思えるような穴馬を選出することもあります。
そして今週、月曜日時点でAIが選出してきた本命候補は、
クラウンプライドでした。
今回3歳勢からの参戦は3頭の登録がありますが、そのなかでは上位人気になりそうな馬です。
同馬は、父
リーチザクラウン、
母エミーズプライド (母
父キングカメハメハ)という血統。中央での
リーチザクラウン産駒としては、
キョウヘイが17年の
シンザン記念(GIII・京都・芝1600m)を制したことはありますが、国内ダートは地方での重賞勝利だけ。この馬が国内初のダートGI勝利をもたらしてくれるのでしょうか。
これまでの成績は[3-2-0-2]。昨年10月の2歳新馬戦(中京・ダート1800m)でデビューし優勝。11月の2戦目
もちの木賞(1勝クラス・阪神・ダート1800m)でも1着となり、オープン入りを連勝で飾っています。
3戦目となる
ヒヤシンスS(L・東京・ダート1600m)では6着でしたが、次走は海外を目標に設定。アラブ首長国連邦で行われたUAEダービー(GII・メイダン・ダート1900m)では、
D.レーン騎手を鞍上に迎え6番人気ながら勝利しています。
その後5月には
ケンタッキーダービー(GI・
チャーチルダウンズ・ダート2000m)へ挑戦するも、3番人気ながら13着と惨敗。しかし、帰国後は地方の交流重賞に参戦し、
日本テレビ盃(JpnII・船橋・ダート1800m)2着、
JBCクラシックでも2着と結果を残しています。
2着と健闘した前走の
JBCクラシックでは、
テーオーケインズから2馬身半差。伸び盛りの3歳馬ですから、その成長力に期待してみたいところです。
あとは、出走メンバー・鞍上・枠順などが確定した後、それらの
ファクターをAIがどう判断するのか…。週末掲載の最終AI予想も楽しみにお待ちください!
(netkeiba編集部)