中京11Rの第23回
チャンピオンズカップ(3歳以上GI・ダート1800m)は3番人気
ジュンライトボルト(
石川裕紀人騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分51秒9(良)。クビ差の2着に4番人気
クラウンプライド、さらに1馬身1/4差の3着に6番人気ハピが入った。
ジュンライトボルトは栗東・
友道康夫厩舎の5歳牡馬で、
父キングカメハメハ、
母スペシャルグルーヴ(母の
父スペシャルウィーク)。通算成績は25戦7勝。
レース後のコメント
1着
ジュンライトボルト(
石川裕紀人騎手)
「今は「嬉しい」以外の言葉が見つかりません。1コーナーのポジションは決まったものなので、後は馬のリズムをしっかり感じ取って運びました。直線に向かう頃には、進路が見つかれば弾けてくれると信じていました。
馬の反応が「勝てる」という手応えだったので、なんとか前をとらえてくれという気持ちでした。まだGIを取ったという実感は湧きませんが、これからしみじみと喜びを感じたいと思います」
(
友道康夫調教師)
「そんなに意識はしていませんでしたが、これまでダートのGIはなかなかチャンスがありませんでした。今日は彼も初めてのGIだと思いますが、石川騎手が本当に上手く乗ってくれました。ここまでダートでの3戦、外から上がってくる競馬でしたが、今日は内枠に入り、内に閉じ込められる形になったので、そこからどう割ってくるのかと心配していました。
それでも馬の間をこじ開けて抜けてきて、馬も成長しましたし、石川騎手も上手く乗ってくれました。戻ってきた彼には「ありがとう」と声をかけました。当然、次もダートを使います。オーナーとの相談になりますが、来年
フェブラリーステークスやドバイがありますから、そのあたりを狙う事になると思います」
2着
クラウンプライド(
福永祐一騎手)
「良い状態、良い精神状態で臨めました。スタート良く、他馬の出方を見ながらでしたが、流れが遅く、2番手で我慢させる形でした。厩舎もそこに重きを置いていましたが、良い
バランスで走っていましたし、かかるところも無く、脚が溜まりました。良い感じで4コーナーまで来られたので、これなら止まらないだろうと思って
ゴーサインを出しました。この馬は最後まで止まっていませんが、勝ち馬の切れ味が凄かったです」
3着 ハピ(
横山典弘騎手)
「残念。でもよく走ってくれました。周りの馬は重戦車のような馬ばかりで、この馬は華奢に映ります。実際、騎乗しても、こんな走りができる雰囲気はありません。だけど、肝が据わっていて、
ブエナビスタみたいです。1年先、2年先には凄いことになっているかもしれません。楽しみです」
4着
テーオーケインズ(
松山弘平騎手)
「思ったようなポジションを取れましたが、勝負所で反応し切れませんでした。直線でも思ったよりいっぱいいっぱいでした。調教では良いところまで来たかなと思っていました。返し馬では落ち着いていて、それが良い方に出ればと思ったのですが、いつもとは違った面がありました。それでも精一杯走ってよく頑張りました。結果だけ申し訳ありませんでした」
5着
シャマル(
川田将雅騎手)
「リズム良く良い形で競馬を進めることができました。得意じゃない距離でもしっかりと走り切ってくれました。馬の具合も良く、良い走りだったと思います」
9着
オーヴェルニュ(C.
ルメール騎手)
「
クラウンプライドの後ろの良いポジションでした。ただ、直線ではギアをアップできませんでした」
12着
グロリアムンディ(R.ムーア騎手)
「乗りやすい馬でした。馬自体は終始いい走りができたと思います。中々前が開きませんでしたが、馬は最後までしっかり走ってくれました。また近いうちに勝てるのではないでしょうか」
15着
サンライズノヴァ(
松若風馬騎手)
「体調は良さそうでしたが、いい時と比べてグッとくるものが無かったです」
ラジオNIKKEI