スマートフォン版へ

福永祐一が調教師試験に合格 来年2月末で引退

デイリースポーツ
  • 2022年12月08日(木) 10時02分
 JRAは8日、令和5年度新規調教師免許試験の合格者を発表。JRA重賞159勝(うちG1・34勝)を挙げた福永祐一騎手(45)=栗東・フリー=が狭き門を突破し、見事に合格を果たした。

 “天才”と呼ばれた元騎手・福永洋一の息子として注目を浴び、“花の12期生”として1996年に騎手デビュー。新人時代から勝ち鞍を量産し、ほどなく一線級に加わった。年を重ねるごとに円熟味が増し、一昨年はコントレイルの無敗3冠を達成。自身最多となる年間134勝をマークした。昨年はシャフリヤールでダービー連覇、今年はフェブラリーSカフェファラオ)、皐月賞ジオグリフ)とG1を2勝。10月16日には史上4人目となるJRA通算2600勝に到達した。誰もが認める現役トップジョッキーが、キャリア絶頂のタイミングで調教師転向を選択するのは異例だ。

 本格的に試験勉強を始めたのは今年に入ってから。周囲には「ジョッキーのモチベーションは下がっていないけど、調教師になりたい気持ちとジョッキーを続けたい気持ち…今年になって、調教師になりたい気持ちが上になった」と明かしており、騎手と試験勉強の両立を続け、初の受験で1次、2次試験ともに難なくクリアしてみせた格好だ。

 お手馬には来年のクラシック候補も多く、来年2月末の騎手引退が惜しまれるが、「今が一番いい環境でやれているし、何の不満もない。騎手を辞める理由は一つもない。ほとんどの人が理解できないと思うけど、自分の人生。自分の中で正解であればいい」と受験前に語っていたユーイチ。「馬にもっと深く関われる。ゴールを決める側からパス出す側になって、まるっきり違う仕事。こういった調教をしたらこういう馬になる。そこを勉強して、理論づけて…それを試してみたい」と大海を前に腕をぶす。

 46歳のバースデー前日に届いた合格の報。きょう8日、午後1時に行われる記者会見で胸の内が語られる。

 なお、その他の合格者は以下の通り。

小椋研介(おぐら けんすけ)

河嶋宏樹(かわしま ひろき)

千葉直人(ちば なおと)

藤野健太(ふじの けんた)

森 一誠(もり かずとも)

矢嶋大樹(やじま だいき)

提供:デイリースポーツ

いま読まれています

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す