JRAは8日、令和5年度調教師免許試験(新規)合格者を発表。
日本ダービー3勝(18年
ワグネリアン、20年
コントレイル、21年
シャフリヤール)を挙げ、
武豊、
横山典弘に次ぐ現役3位の
JRA通算2613勝(8日現在)を誇る
福永祐一(45)が合格した。騎手としてのキャリアに来年2月末にピリオドを打ち、同3月から調教師として新たな一歩を踏み出す。
合格発表後、福永は栗東トレセンで会見を行った。「目標とするレースは特には定めていないけど、やはり馬にとって一番可能性のあるレースを選択していった結果、大きいレース、ダービー、
ジャパンカップもそうですけど、海外のレースも含めた中で一番、馬にとってベストな選択ができる調教師でありたい」と話した。
目標の調教師も特に設定しているわけではない。「騎手として多くのトップトレーナーとの関わりを持たせていただいた。そういった方々の技術を目の当たりにもしてきた。そういったところを自分なりに参考にしながら、自分の
スタイルを築きあげていきたいなと思っている」とし、「一頭の馬に深く関わりたい、関わりを持てる責任のある仕事につくことがこれからできるので、競走馬にとってベストの選択ができる調教師でありたい」と意気込んだ。
◇福永 祐一(ふくなが・ゆういち)1976年(昭51)12月9日生まれ、滋賀県出身の45歳。96年に栗東・北橋修二厩舎所属でデビュー。。99年
桜花賞(
プリモディーネ)でG1初制覇。11年
最高勝率騎手、13年
最多勝利騎手、
最多賞金獲得騎手などのタイトルを獲得。18年に
ワグネリアンに騎乗し、19度目のチャレンジでダービー初制覇を成し遂げ、20年
コントレイル、21年
シャフリヤールを合わせて
日本ダービー3勝。
JRA通算1万9351戦2613勝、うち重賞159勝(G1・34勝)。1メートル60、52キロ。血液型B。
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