◇G1・
香港ヴァーズ(2022年12月11日 シャティン芝2400メートル)
香港国際競走の
香港ヴァーズは
ウインマリリン(牝5=手塚)が制し、悲願のG1タイトルを異国で手に入れた。
ウインマリリンは
父スクリーンヒーロー、
母コスモチェーロ(母の父
フサイチペガサス)の血統で通算17戦6勝。01年に感動のラストランを飾った
ステイゴールド、16年の
サトノクラウン、19、21年を制した
グローリーヴェイズに続く日本馬の
香港ヴァーズ優勝となったが、日本の牝馬では初の快挙となった。
手塚師は「今までとは違う
マリリンをジョッキーが見せてくれた。まさに神騎乗。当初の練っていた作戦とは少し違ったけど、最後に凄い脚を使ってくれた。(昨年末から今年春にかけて)体調を崩した時にレースを使って、彼女に申し訳ないことをしてしまったが、いい勲章を与えられてよかったと思います」と胸を張った。
▽香港国際競走 香港ジョッキークラブ主催で毎年12月に開催される。1200メートルの
香港スプリント(02年に国際G1に)、1600メートルの
香港マイル(00年に国際G1に)、2000メートルの
香港カップ(99年に国際G1に)、2400メートルの
香港ヴァーズ(00年に国際G1に)の4レース。日本からも毎年、多くのサラブレッドが参戦する。
スポニチ