12月25日、中山競馬場で行われる有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。11月にエリザベス女王杯でGIを初制覇したジェラルディーナ(牝4、栗東・斉藤崇史厩舎)が、C.デムーロ騎手とのコンビで出走する。
　
　ジェラルディーナは父モーリス、母ジェンティルドンナ、母の父ディープインパクトという血統。とりわけ母であるジェンティルドンナはGIを7度勝ち、現役ラストとなった2014年の有馬記念を制覇した。今回、母仔で頂点に立つ可能性がある。

　2020年9月、中京競馬場での2歳新馬戦でデビュー。3戦目となった11月の阪神競馬場での未勝利戦で勝ち上がった。2021年は7月のマカオJCT(1勝クラス)から、10月の西宮ステークス(3勝クラス)まで福永祐一騎手鞍上のもと3連勝を飾ってオープン入りした。

　2022年9月のオールカマーでは横山武史騎手との初コンビで重賞を初制覇。内ラチ沿いをうまく立ち回る姿が光った。続く11月のエリザベス女王杯では初騎乗のC.デムーロ騎手が手綱を執り、今度は外から勢いよく伸びてGIウイナーに輝いた。通算成績は16戦6勝。

　過去に有馬記念を制覇した牝馬は、66回の歴史のうちわずか7頭。母に続いてその快挙を達成するのか、注目が集まる。