12月25日、中山競馬場で行われる
有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。10月の
天皇賞(秋)でGIウイナーの仲間入りを果たした
イクイノックス(牡3、美浦・
木村哲也厩舎)が、
C.ルメール騎手鞍上で出走する。
イクイノックスは父
キタサンブラック、
母シャトーブランシュ、母の
父キングヘイローという血統。両親、そして半兄にあたる
ヴァイスメテオールはそれぞれ重賞制覇の経験を持つ。
2021年8月、新潟競馬場での2歳新馬戦でデビューし、2着に6馬身差をつける快勝。2戦目となった東京スポーツ杯2歳Sでは、上がり最速タイムで重賞初勝利を飾った。2022年は5ヶ月の休養明けで、初のGIとなる
皐月賞に直行し、最後の直線に入って一時ハナに立つが惜しくも2着。5月の
日本ダービーでもクビ差の2着となり、牡馬クラシックの春二冠はどちらも涙を飲む結果となった。
悔しいレースが続く中、キャリア5戦目として
天皇賞(秋)に挑戦。レースは
パンサラッサが大逃げを打つ展開となったが、外から猛追しゴール手前でもうひと伸びして、悲願のGI初制覇を果たした。通算成績は5戦3勝。
2022年は悔しさも、そして喜びも味わった
イクイノックス。父である
キタサンブラックは、ラストランとなった2017年の
有馬記念を制しており父仔制覇の期待が懸かる。父に続いて、歓喜の年納めとしたい。