12月25日、中山競馬場で行われる
有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。10月の
府中牝馬S(GII)で白毛の女王を下した
イズジョーノキセキ(牝5、栗東・
石坂公一厩舎)が、暮れの大一番に参戦を予定している。
イズジョーノキセキは父
エピファネイア、
母キングダンサー、母の
父キングカメハメハ。伯父に2010年の
浦和記念(JpnII)で3着だった
ディアーウィッシュがいる血統。
2019年6月に中京競馬場で行われた2歳新馬戦でデビュー。続く9月の2歳未勝利戦で初白星を飾ると、翌2020年の
チューリップ賞(GII)で重賞初挑戦ながら4着に健闘した。同年4月の
忘れな草賞(L)で2着となり、以降は自己条件戦に舵を取ると、11月に1勝クラスを勝利。昨年2月に2勝クラスを勝ち上がった。
同年11月には
エリザベス女王杯(GI)に格上挑戦し、
レイパパレや
アカイトリノムスメなど強豪牝馬に先着しての5着入線。今年6月に3勝クラスを勝利し、続く10月の
府中牝馬S(GII)では圧倒的支持を集める
ソダシを差し切って重賞初制覇を果たした。また、この勝利により、同馬を所有する泉一郎オーナーも初めての重賞タイトルを手にした。
前走は
エリザベス女王杯(GI)に出走しており、今秋3戦目が
グランプリの大舞台となる。前走からの巻き返しを図り、波乱の立役者となるか。要注目である。