2018年の
京都記念(GII)や2020年の
みやこS(GIII)などを制した
クリンチャー(牡8、栗東・
宮本博厩舎)が18日、
JRAの競走馬登録を抹消した。今後は馬事公苑で乗馬となる予定。同日、
JRAがホームページ上で発表した。
クリンチャーは
父ディープスカイ、
母ザフェイツ、母の
父ブライアンズタイムという血統。
2017年1月に中京競馬場で行われた新馬戦でデビューし、中1週で臨んだ未勝利戦を制して初勝利。
キセキが勝った同年の
菊花賞では2着と健闘した。2018年2月には
京都記念で前年のダービー馬
レイデオロを破り、重賞初勝利。同年秋には
武豊騎手騎乗のもと、
凱旋門賞に挑むなど海外遠征も経験した。
2020年からはダート路線に転向し、11月には
みやこSでダートの重賞を初制覇。2021年春には
佐賀記念、
名古屋大賞典とJpnIIIに続けて参戦し連勝を飾った。また秋はGIの
東京大賞典で、勝った
オメガパフュームに対して半馬身差の2着と惜敗。今年は3月に
名古屋大賞典を連覇し、今月8日の
名古屋グランプリがラストランとなった。通算成績は36戦7勝。
(
JRAホームページより)