朝日杯FSで
母アユサンに続くG1制覇を果たした
ドルチェモア(牡2歳、栗東・
須貝尚介厩舎、父
ルーラーシップ)が一夜明けた12月19日、栗東トレセン内の馬房で元気な姿を見せた。レースが行われた阪神競馬場から前日18日の19時30分ごろに到着。「帰りの輸送もスムーズでした。夜ご飯も完食しましたし、ダメージもないと思います。いつも通り落ち着いてますね」と担当馬で初めてG1を制した山田助手も安堵(あんど)の笑みを浮かべた。
「何とかオーナーにと言うテーマがあった」と同助手。馬主のスリーエイチレーシング・橋本オーナーにとっても初のG1タイトルだった。悲願をかなえるため、一丸となってレースに臨んだ。毎日のように平獣医師が体調や歩様などに問題がないか診察に訪れ、二社谷装蹄師は放牧先の牧場に足を運んだこともあったという。「みんなの支えがあって勝てました。オーナーに(初G1を)プレゼントできたことが一番ですね」と同助手は喜んでいた。同馬は近日中に放牧に出る予定。
スポーツ報知