ついに2022年の競馬もフィナーレ。今週末は「中山・阪神」の2場開催となります。
重賞は障害戦を含めて3つ。土曜日にまず
中山大障害(JGI・中山・障4100m)と、
阪神カップ(GII・阪神・芝1400m)、そして日曜日には年末の
グランプリレース・
有馬記念(GI・中山・芝2500m)が行われます。
昨年の同レースでは、3歳で
天皇賞・秋を制した
エフフォーリアが1番人気に応えて優勝。今年も豪華メンバーが集まりましたが、どのような結末が待っているのか大注目の一戦です。
毎週、重賞での激走馬を予想するこのコーナー。今週も膨大なデータを駆使したnetkeibaオリジナルAIが、今回は
有馬記念での狙い馬を探します。
月曜日現在、登録馬は16頭。今年もフルゲートでの熱戦が繰り広げられそうです。
1番人気が予想されるのは3歳勢の筆頭ともいえる
イクイノックス (牡3・美浦・木村厩舎)。クラシック戦線では2着続きでしたが、前走の
天皇賞・秋で初GI制覇。引き続き
C.ルメール騎手が騎乗するとのことで期待も高まります。
対するは、今年の
天皇賞・春、
宝塚記念を勝利している
タイトルホルダー(牡4・美浦・栗田厩舎)。前走はフランスの
凱旋門賞で11着と大敗しましたが、日本の馬場であれば話は別。GIレース3勝の実績は侮れないでしょう。
そして昨年の勝ち馬・
エフフォーリア(牡4・美浦・鹿戸厩舎)。今年は
大阪杯・
宝塚記念と1番人気を裏切る結果になりましたが、休養を経ての復活劇が期待されます。
さらには、前走・
ジャパンカップで初のGIタイトルを獲得した
ヴェラアズール(牡5・栗東・渡辺厩舎)、前走・
エリザベス女王杯を勝利した
ジェラルディーナ(牝4・栗東・斉藤崇厩舎)など。年末の
グランプリに相応しいメンバーが集まり、見るのはもちろん、馬券的にも面白いレースになりそうです。
【3歳伏兵馬の一発を期待】
予想はすべてAI任せ。枠順や当日の馬場状態予測を反映していない現時点のものとなりますが、人間の気持ちが入らない分「まさか」と思えるような穴馬を選出することもあります。
そして今週、月曜日時点でAIが選出してきた本命候補は、
ジャスティンパレスでした。
同馬は、
父ディープインパクト、
母パレスルーマー (母
父Royal
Anthem)という血統。兄弟には
ダノングレーター、
アイアンバローズなどがいます。
デビューは昨年9月の2歳新馬戦(中京・芝2000m)で、断然人気に応え優勝。続く
黄菊賞(1勝クラス・阪神・芝2000m)も連勝で飾ると、
ホープフルS(GI・中山・芝2000m)に駒を進めました。
このレースでは4番人気に甘んじましたが、出遅れながら2着と健闘。今年の
皐月賞・ダービーではともに9着に敗れましたが、秋の初戦となる
神戸新聞杯(GII・中京・芝2200m)を勝利すると、前走の
菊花賞では3着と世代上位の力を見せつけています。
菊花賞からは2着の
ボルドグフーシュも出走を予定しているので、人気としては中位が予想されます。
3歳馬としては
ジャスティンパレスに、
イクイノックス、
ボルドグフーシュを加えた3頭が今年の
有馬記念にエントリー。同じ3歳馬の
イクイノックスが結果をだしていることからも世代レベルは高いと思われ、本馬が馬券絡みする場面は十分に考えられるでしょう。
あとは、出走メンバー・鞍上・枠順などが確定した後、AIがどう判断するのか…。週末掲載の最終AI予想も楽しみにお待ちください!
(netkeiba編集部)