前週(中山3週目)の芝1600mでは16頭の除外馬が出た。今週の
有馬記念デーに組まれている芝1600mは除外の優先権があっても抽選になる状況。注目を集める
エフフォーリアの半妹をはじめ、優先権がない組は5頭枠を争うことになりそうだ。
【12月24日(土) 中山芝1800m】
◆アルメリア(牝、
父ハーツクライ、
母アルビアーノ、美浦・
木村哲也厩舎)
米国産の母はGIII・
フラワーCを勝っており、
NHKマイルC2着、
高松宮記念3着などGIでも好走した。当初は東京開催でのデビューを目指していたが、態勢が整わずに予定を先延ばしに…。
先週の追い切りはウッドチップコースで3頭併せ。6F86.8-11.9の時計をマークしている。
「まだ体力面が物足りず、体質的にも弱い部分がある現状。気だけで走っているようなところもあるけど、少しずつ良くはなってきています」と
木村哲也調教師。鞍上は
C.ルメール騎手が予定されている。
【12月25日(日) 中山芝1600m】
◆
ペリファーニア(牝、父
モーリス、
母ケイティーズハート、美浦・
鹿戸雄一厩舎)
現4歳の半兄
エフフォーリア(GI・3勝)は昨年の
年度代表馬。いとこの
アドマイヤムーン(GI・3勝)も2007年の
年度代表馬に輝いた。
先週の追い切りはウッドチップコースで3頭併せ。6F86.4-11.9の時計をマークしている。18日の日曜追いは坂路で4F53.7-1F11.2の好時計を出した。
「いい馬格をしているし、ひと追い毎に締まってきた。気性は素直。ちょっと息遣いに気になるところもあるけど、走らせると手先が軽い。調教の動き通りなら楽しみです」と
鹿戸雄一調教師。鞍上は
横山武史騎手が予定されている。
【12月28日(水) 中山芝2000m】
◆
オールザタイム(牝、
父ハーツクライ、
母タイムトラベリング、美浦・
国枝栄厩舎)
5歳上の全兄
タイムフライヤーは2歳時に芝のGI・
ホープフルSを勝ち、5歳時にダートのGIII・
エルムSも勝っている。
先週の追い切りはウッドチップコースで3頭併せ。6F84.1-1F11.5の時計をマークした。
「牝馬にしては立派な馬格。時計的には十分に動けている。長めの距離がいいと思う」と
国枝栄調教師。鞍上は
戸崎圭太騎手が予定されている。
(取材・文:竹之内元)