12月25日に行われる第67回
有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)。
タイトルホルダー、
イクイノックス、
エフフォーリアを始め、暮れの大一番にふさわしい豪華な顔ぶれが揃った。
ここでは過去10年の勝ち馬のローテーションに注目して、今年の勝ち馬を占っていく。
まず注目の3歳馬だが、過去9年で勝った馬は全て
菊花賞から
有馬記念に臨んでいる。2012年
ゴールドシップ、2016年
サトノダイヤモンドは
菊花賞1着からの臨戦で、2018年
ブラストワンピースは
菊花賞4着からの巻き返しだった。このデータを昨年打ち破ったのが、
エフフォーリアである。
今年、前走
菊花賞組はハナ差2着となった
ボルドグフーシュ、3着の
ジャスティンパレスが参戦。昨年の
エフフォーリアを除き、過去10年どころか、20年までさかのぼってみても秋の天皇賞を
ステップにした優勝例はない。
イクイノックスは果たしてこのデータを打ち破ることができるのか。
一方、古馬に目を向けてみると、こちらの
ステップは王道の
天皇賞・秋や
ジャパンCはもとより、海外レースや
アルゼンチン共和国杯などじつに多彩。
例年ハイレベルなメンバーが揃うレースだけに、勝ち馬全てが同年内に重賞勝利を挙げており、できればGIタイトルを1つでも持っているのが理想だろう(
有馬記念が初GI制覇となったのは2015年
ゴールドアクター、2018年
ブラストワンピースのみ)。
3着以内の場合でも、同年内に重賞勝利を挙げた馬が30頭中27頭を占める(例外は2018年
シュヴァルグラン、2017年
クイーンズリング、2015年
サウンズオブアース、2013年
ウインバリアシオンの4頭)。
今年の結末は波乱か否か。夢の
グランプリ有馬記念の発走は12月25日(日)の15時25分だ。